チアシードとはなに?

メキシコを中心とする南米で栽培されるサルビア・ヒスパニカという草の種子です。「チア」とは、強さや力という意味があります。古代から人々に食されていて、「奇跡の食材」とも言われています。

チアシードは多くの栄養素を含んでいます。たんぱく質や食物繊維、ミネラル等、特に注目されている栄養素は、「オメガ3脂肪酸」の一つの「αリノレン酸」です。「αリノレン酸」は、必須脂肪酸で、人間の体内では生成することのできません。厚生労働省では、男性2.1~2.4 g、女性1.8~2.1 gを1日の摂取基準として推奨しています。

チアシードは、大さじ一杯(12 g中)で2.14 gのαリノレン酸が含まれているのです。また、人間の体内で合成することのできない必要な栄養素の「必須アミノ酸(9種)」ですが、そのうち8種類を含む18種類を含んでいます。食物繊維に関しても、水溶性、不溶性の2種類の食物繊維を含んでいます。まさに「奇跡の食材」ですね!

チアシードにはどんな効果があるの?

先に述べたように、豊富な栄養素を含んでいるチアシードですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?

「αリノレン酸」の主な効果からは、「認知症の予防・改善」「血流の改善」「動脈硬化の予防」「うつ病の予防・改善」「アレルギーの抑制・緩和」「生活習慣病の予防・改善」「老化の予防」等々があげられます。

「必須アミノ酸」の主な効果からは、「体の変調や体力の疲労等の改善」「筋肉の材料となり運動能力のアップ」「体脂肪の燃焼力アップ」「免疫力アップ」「美肌効果」等々です。私たちの体の筋肉や神経伝達に必要な原料となり、体を健康に保つことができます。「食物繊維」の主な効果からは、「コレステロールの改善」「糖尿病の予防・改善」「高血圧の予防・改善」「血糖値の改善」「便秘の予防・改善」等々です。

また、マグネシウムやカルシウムも多く含んでいるので、同時に摂ることにより、拮抗作用があります。

どんな食べ方をしたらいいの?

とても栄養価の高いチアシードですが、どのように食べたらいいのでしょうか?

まず、量ですが、大さじ一杯でOKです。見た目は黒ごまのように小さな種なので、大さじ一杯でいいの?と不安になりますが。グルコマンナンという食物繊維が含まれているので、水を含むと10倍に膨らみジェル状になります。そのため、大さじ1杯でも、かなりの量を食べることができます。

チアシードは水で戻してください。お湯で戻すと、栄養分が壊れてしまいます。水を含みジェル状になったら、スムージーやヨーグルト、ココナッツミルク等に混ぜて食べてもおいしいです。チアシード自体は、ほぼ無味なので、ほとんどの食材に合うと思います。

少量で満腹感が得られ、栄養価も高いので、ダイエットに取り入れるのもいいかもしれません。健康のため、ダイエットのため、栄養の豊富なチアシードを試してみてはいかがでしょうか?

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