「年齢とともに冷えが強くなった」
「上半身はほてっているのに、下半身は冷えている」
などの症状を感じることはないでしょうか?

年齢を重ねからだが変化していくことで、お腹や腰回りが冷えやすくなったり、冷えが原因で腰痛がひどくなるなどの症状が出ることもあります。
今回は、なぜ冷え性が起こるのか?
そして、今からでも取り入れられるセルフケア方法をご紹介します。

女性ホルモンの乱れ

20代の若い頃から冷え性に悩む女性も多いですが、年齢や体調によって、手足だけの冷えが全体におよんだり、上半身はほてっているのに下半身は冷える、などのように冷える部分が変化していくこともあります。

このように年齢とともに冷えが強くなるのは、卵巣機能の衰えからくる女性ホルモンの分泌の減少が要因となっています。
女性ホルモンの分泌の乱れが自律神経のバランスを崩し、末梢の血液が収縮して、血流が悪くなってしまうのです。
また、仕事の疲れやストレスなどで、自律神経が乱れてしまうこともあります。

病気が原因のことも

■貧血
■心臓病
■腎臓病
■糖尿病
■甲状腺機能低下

たかが冷え性と思っていても、以上のような重大な病気によって血液循環が悪くなり、冷えが引き起こされていることもあります。

「冷え性」セルフケア方法

半身浴でからだを温める

からだを温める方法として一番良いのは入浴です。
冷え性だからといって、熱いお湯に入る必要はありません。
逆にぬるめのお湯にゆっくりつかる半身浴で、体を芯から温めましょう。

寒い季節は肩にタオルをかけて、お風呂から出たら、からだを冷やさないよう早めに布団に入る、髪をすぐに乾かす、などを心がけてください。

筋肉を動かして血液を送る

運動不足は、冷えの原因にもなります。
しっかりからだを動かすことで血液の循環がよくなります。
激しい運動でなくても、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどで十分です。

また、仕事の合間や休憩中に、足の指でグーパーをする、足首を回す、かかとの上げ下げをするだけで、冷えやすい足元の血行がよくなります。

女性ホルモンのバランスを整える漢方を使う

冷えは女性ホルモンの乱れからも起こります。
漢方薬で全体のバランスを整えるのもひとつの手段です。
手足の冷え、腰の冷えなどが強い人に使われる「当帰芍薬散」、お腹が冷えやすい人に向く「人参湯」、また、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)、「苓姜朮甘湯」(りょうきょうじゅつかんとう)などが、その人の証に合わせて使われます。

おわりに

冷えの原因は、運動不足、食事、女性ホルモンの乱れ、などさまざまです。
生活習慣を変えても治らない場合は、心臓病、膠原病などの病気がかくれていることも。
今まで冷えに悩んだことがなかったのに、急に冷えを感じるようになった人は要注意です。
たかが冷えと思っていても、大きな病気が原因の場合もあるので、早めに病院を受診しましょう。

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ささ まりこ

東京生まれ東京育ちのコラムニスト。オーストラリアに留学し、ニューヨーク、ハワイ、イタリア、フランス、バリ島、中国、台湾など世界各国の海外旅行歴あり。
語学や海外の文化が好きで、将来の夢は海外移住♡執筆するジャンルは幅広くライフスタイル、ビューティー、仕事、恋愛など女性に役立つ情報を発信中。

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