気圧は大きく関係する。

晴れの日は気分爽快なのに、どんより曇り空や雨の時に体調が優れない事ってありませんか?気分の問題なのかなと思いがちですが、原因はそれだけではなさそうです。
気圧の変化によって、私たちのカラダは大きな影響を受け、それに伴い体調不良を招いている可能性があるのです。

血圧のお話。

女性は、血圧が低い方が多いです。血圧が高い状態も危ないのですが、高血圧には薬で対応します。しかし、低血圧には薬の処方はほとんどない為、苦しんでおられる方も多いと思います。血圧というのは、気圧と大きく関係しており、台風や低気圧が発生しやすい時期は、体調不良を起こしやすいのです。
皆さん、スポンジを想像してみてください。スポンジは乾いていると非常に軽いですが、水分を含むと重くなりますよね?それと同じ考え方で、低気圧によってもたされた湿気により湿度が高くなると、水分は放出されず滞り、体温が下がらない状態が続きます。これにより、人間の体内はスポンジが水分を含んだ時と同じ状態になり、体調不良を引き起こしてしまうのです。
天気が悪い時、何だかカラダがダルくて重くなってしまうのは、気圧が原因だったのかもしれませんね。

台風には気をつけて。

台風も私たちの体調にも悪い影響を及ぼしてくるのです。
台風のような大きな低気圧が通過すると、酸素濃度が低下してしまいます。酸素濃度が3%低下すると、「心拍数の増加・頭痛・めまい・吐き気」など、高山病のような症状が現れます。
気圧が高い時は、外から圧力がかかる事で血液やリンパの流れが安定するのですが、気圧が低い時は、外からの圧力が弱まってしまう事で、身体が拡張気味になり、血液やリンパの流れが悪くなってしまいます。
それが原因となり、様々な体調不良を引き起こしてしまうのです。

古傷・関節の痛みも気圧。

「今日は朝から古傷が痛むなぁ。」という会話をされた事があると思います。これは、元々古傷のある場所は組織が破壊されていたり血流が悪くなっているのに、低気圧によってさらに血流が悪くなる事で痛みを感じるのです。関節痛も、普段は外から圧力を感じるのに、低気圧によって内側から外への圧力が強くなる事で痛みを起こしやすくなってしまうのです。

他にもこんな症状が。

気圧が低くなる事で、先にお伝えした症状以外にも、「肩こり・腰痛・筋力低下」などの症状が起こる可能性があります。
台風が近づくと、喘息持ち・貧血気味の方は症状が出やすくなるので、あらかじめかかりつけ医に相談しておく事をオススメします。

たかが低気圧、されど低気圧。大きく私たちのカラダに影響を及ぼす事がお分かりいただけたと思います。天気は自然現象ですから、私たちが思いのままにコントロールする事は不可能です。知識を身につける事で、上手に対応して上手に付き合っていきたいですね。

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