杏仁豆腐のトッピングとしておなじみのクコの実。
人気モデルミランダ・カーが常備しているスーパーフードのひとつにもあげられています。
海外のアスリートにも愛食している人も多いスーパーフードです。
今回は、クコの実の効能やオススメの食べ方、摂取量などについてまとめてみました。

古来から利用されてきたミラクルフルーツ

クコは、中国など東アジアが原産といわれるナス科クコ属の植物です。
日本でも山野の水辺などに自生し、秋になると赤い楕円形の実をつけます。
クコは中国では3000年以上も前から重用されてきた植物で、生薬として利用されてきました。
楊貴妃は不老長寿の媚薬として、毎日欠かさず口にしたともいわれています。
現代でも中医学、薬膳では滋養強壮、疲れ目や疲労回復、精力回復に有効とされ、中国では日常的な食材としてもよく使われています。

クコの実の栄養価

クコの小さな赤い実の中には、有効成分がたくさんつまっています。
ビタミンCはレモンの8倍、β-カロテン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチンなど、強い抗酸化作用のある成分も多く含まれています。
そのほか、ビタミンB1、鉄やカルシウムなどのミネラル、アルギニン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などの必須アミノ酸など。

ドライのままサラダに、水に戻して料理やドリンクに

クコの実はドライフードで市販されており、中華食材屋などでも簡単に手に入ります。
ほんのりとした甘みがあり、そのままでも食べられます。
ドライのままサラダのトッピングに使うと、栄養アップはもちろん、彩りとしてもオススメです。
料理やドリンクに使うときは、あらかじめ水分につけ、やわらかくしておきましょう。
密閉できるビンに、白ワインにつけたクコの実を入れて冷蔵庫に入れておけば、料理やデザートにすぐに使えて便利です。

おわりに

クコの実は、ビタミン、ミネラル、たんぱく質が豊富で、身体的にも精神的にも疲労を回復、アンチエイジングや美肌づくりなど、多くの効能が期待できるスーパーフードです。
料理のトッピング、スープ、炒めもの、シリアル、デザートなど、彩りとして加えると◎。
ただし、妊娠中や授乳中の人は、摂取を避けたほうがいいとされています。
また、過剰摂取は消化不良や下痢になる恐れがあるため、1日20g(20〜30粒)を目安にして食べるといいでしょう。

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