甘味料などにもよく入っているオリゴ糖。
オリゴはギリシャ語で「少ない」という意味です。
というのも、糖類は単糖類、小糖類、多糖類に分類されますが、それ以上小さくならない単糖類が10~20個結びついてできたのが、オリゴ糖だからです。
オリゴ糖とひとくくりにしても、さまざまな種類があるのはご存知ですか?
今回は、オリゴ糖とはいったいどのようなものなのか?オリゴ糖の種類や特徴、オリゴ糖の嬉しい効能などについて取り上げてみましょう。

りんご、バナナ、大豆、しょうゆ…いろんな食材にオリゴ糖は含まれています!

オリゴ糖は、私たちがふだん食べている野菜や果物にも含まれています。
バナナやりんご、たまねぎ、にんにく、とうもろこし、大豆、寒天、みそ、しょうゆからも摂取できます。
ここではオリゴ糖をひとくくりにしていいますが、実際にはそれぞれの性質によって約20種類ほどに分けられます。

はちみつやみそ、しょうゆに含まれる「イソマルトオリゴ糖」、乳糖から作られる「ガラクトオリゴ糖」、大豆に含まれる「大豆オリゴ糖」、寒天に多い「アガロオリゴ糖」など、個別の名前がつけられています。
オリゴ糖の最大の役割は、腸内の善玉菌である、ビフィズス菌を増やすことです。

ビフィズス菌を増やし、腸内環境をよりよく改善!

オリゴ糖には、人間の持つ消化酵素によって消化されたり、分解されることなく、大腸まで達するという性質があります。

大腸では腸内細菌、中でも善玉菌であるビフィズス菌の栄養となって、ビフィズス菌などを増やす作用があるため、腸内環境をよりよく改善し、腸の調子を整えるのに有効です。

腸内環境がよくなれば、便秘やおなかの張りなどの予防にもつながります。
オリゴ糖は腸までとどいて善玉菌を増やす、貴重な物質ですので、意識して摂取するようにしましょう。

カロリーが低く、甘味料としても◎!生活習慣病予防・改善にも!

オリゴ糖は砂糖に比べると、腸にいい働きをもたらすだけでなく、健康にとってさまざまなメリットがあります。
まず、カロリーがとても低いことです。
砂糖の半分ほどのカロリーで、しかも甘みは砂糖よりも強いのが特徴です。
ベタベタした甘みではなく後味もさわやかです。

また、血糖値の上昇を防ぐ効果も認められています。
オリゴ糖は胃や小腸で消化・吸収されないため、食後に血糖値を上げにくく、生活習慣病を防ぐことにも役立ちます。

1日に必要なオリゴ糖は?

1日に必要なオリゴ糖は、3~5g。
けれども食品に含まれている量はわずかで、たまねぎ100gには2.8g、バナナ100gには0.3gほどしか含まれていません。
たくさんの食材から少しずつ摂るようにするといいでしょう。
また、普段使っている砂糖をオリゴ糖に変えるだけで、かなり摂取量を増やすことができます。
甘味料や、オリゴ糖入りの製品を利用してもいいでしょう。

まとめ

オリゴ糖は、砂糖に比べてカロリーが低いだけでなく、腸にいい働きをもたらせ、便秘改善、成人病予防にも役立ちます。
1日に摂りたい量は、3~5g。
市販されているのは、イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖などですが、どれでもOKです。

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ささ まりこ

東京生まれ東京育ちのコラムニスト。オーストラリアに留学し、ニューヨーク、ハワイ、イタリア、フランス、バリ島、中国、台湾など世界各国の海外旅行歴あり。
語学や海外の文化が好きで、将来の夢は海外移住♡執筆するジャンルは幅広くライフスタイル、ビューティー、仕事、恋愛など女性に役立つ情報を発信中。

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