入浴は、効果的に体を温める手軽な方法です。
体をあたためることで、血行が促進され、その結果、内臓や筋肉へ酵素や栄養が十分に供給され、全身の働きが活発に。

入浴によって得られる5つの健康効果

1.湯の水圧による引き締め効果

入浴では、湯の水圧(静水圧)がかかります。
この静水圧が皮下の血管やリンパ管を圧迫して血行を促進し、代謝を上げます。

2.肌の汚れを落とし、美容効果もあり

入浴時の発汗によって、皮脂が分泌されます。
皮脂は肌にとって大切な美容成分です。
肌の汚れを落とし、汗とともに皮脂膜を作って肌表面のうるおいをキープします。

3.「浮力」による体重減少効果

湯船の中では、体重が10分の1以下に感じます。
そのため、からだの筋肉や関節が日ごろの圧力から解放され、痛みがある人は痛みが和らいだり改善したりすることも。

4.「ホルモン」によるストレス解消効果

ぬるめのお湯に浸かると、アセチルコリンというリラックス効果をもつホルモンが分泌されます。また、副交感神経が刺激されるので、ゆったりとした気持ちになれます。

5.「免疫能」の促進効果

入浴効果で白血球の働きが活発になり、免疫能が高まるので病気の予防・改善になります。
ただし、体力が低下しているときは逆効果になる場合もあるので、体調と見合わせるようにしましょう。

発汗・保湿効果のある「半身浴」がオススメ!

38℃~41℃のぬるめのお湯ではリラックス効果を高める副交感神経を、42℃以上の熱めのお湯では活動を活発にする交感神経を刺激します。
「半身浴」は、発汗、保温効果が絶大!
温度はぬるめにして、お湯の量を少なめにするか、湯船の中に小さいイスや裏返した洗面器などを置いて腰かけます。
30分以上の半身浴で発汗が促されてスッキリ!

おわりに

入浴は、疲労回復や病気の予防に役立ちます。
食べ物などでからだを内側から温めることも大切ですが、外側から温めることも必須です。
血行をよくし免疫力を高めるだけでなく、美肌効果にも役立ちます。
忙しくてもシャワーで済ませず、湯船に毎日浸かる習慣をつけるようにしましょう。

この記事が役にたったと思ったら
「いいね!」しよう

関連するまとめ

「冷えさび」「冷えむくみ」「冷え太り」あなたはどの冷え性タイプ?【パート1】

冷え症にもいろいろなタイプがあるのをご存知ですか?あなたは、「冷えさび」「冷えむくみ」それとも「冷え太り」タ…

経験された事があるはず!気圧・湿気に左右される体調不良とは?

季節が変わるこの時期に起こる、体調不良の原因をお伝えしたいと思います。

関連するキーワード