だるい、なんとなく調子が良くない……、といったちょっとした不調は免疫力のバランスが崩れているサインかもしれません。
はじめは、肌荒れ、口内炎という些細な症状でも、次第に抵抗力が弱くなって、体調不良を招くことにも。
逆にいえば、免疫力を高め、正常なバランスを維持できれば病気を早くから予防することも可能です。

■風邪を引きやすい、ひいたら長引く

鼻やのど、気管などの粘膜の働きが低下すると、病原菌が体内に侵入し、悪さをします。
のどの痛みや鼻水が出るのはその初期症状。
まずは粘膜を強化してブロック機能を高めることが風邪予防の第一歩です。
ビタミンAやビタミンB2、B6を積極的に摂取しましょう。

また、腸内を正常にすることもウイルス除去には重要です。
整腸作用の高いデトックス食材や食物繊維、そして免疫細胞を活性化させるうえに、自らウイルスを攻撃する効果のあるビタミンCがオススメです。

■口内炎、歯周病

口内炎、歯周病はそれぞれ口の中の粘膜最近に感染し、繁殖することで起きる炎症です。
鉄分やビタミン不足など、栄養バランスの崩れをはじめ、風邪やストレスによる腸内の荒れも原因になります。

早期治療には粘膜再生力のあるビタミンB2、B6がオススメ。
また、腸内環境を整えるために、善玉菌を増やす乳酸菌や発酵食品を十分に摂ることも大切です。

■疲れている、元気がない

“疲れ”は、日々のストレスや睡眠不足、腎機能、肝機能の低下によって免疫機能のバランスが崩れたりして生じる症状です。
免疫が低下すると、本来なら疲労回復に使われるべき栄養素が、免疫細胞の活性化のサポートに回されてしまうため、なかなか疲れがとれず、元気が出ない、いつもだるいといった状態が続いてしまうのです。

積極的に摂りたいのは免疫細胞を元気にするビタミンCや、糖質をエネルギーに変える働きをするビタミンB1。
風邪や冷え症も疲労を増長させる原因となるので、たんぱく質やビタミン類を積極的に摂取して、代謝を上げましょう。

■肌荒れ、吹き出物

免疫力が落ちてくると、皮膚のガードが弱まり、ほこりや雑菌によって肌が炎症を起こします。
皮膚の強化にはビタミンB2とB6、ミネラルが多いものを摂取。
また、体全体のバリア機能を高めるためには腸内環境を整えることも大切です。
発酵食品やオリゴ糖、食物繊維が有効です。

■便秘、下痢

腸は、食べ物と一緒に体内に取り込まれた有害物質を、尿や便として排出する重要な場所であり、腸内バランスが崩れれば、お腹の調子が悪くなるだけでなく、免疫機能の各所でも障害が起きてしまいます。

まずは食物繊維やカリウム、デトックス効果の高い食材でお通じを促すこと。
そして、病原菌と闘って腸内免疫を維持する善玉菌を増やす発酵食品やオリゴ糖を積極的に摂りましょう。

また、腸内バランスは、生活習慣の乱れやストレスによって崩れるものでもあるので、ライフスタイルを見直すことも重要です。

まとめ

ポイントは、免疫システムを元気にすることです。
免疫力を高めることで、風邪知らずの丈夫な体を手に入れることができます。
ぜひ、上記の不調の原因、改善のポイントを日々の生活にお役立てくださいね。

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